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ライバルも仲間になる時代

2024年04月17日  WRITER 澤野 恵


今年の石川県は能登半島地震もあり、北陸応援割りで観光客を呼び込んだりメンタルが忙しい年度の始まりとなっています。
未だ現地の風景は変わらないと言った環境下で、ボランティアの方達の前向きな投稿を見る日々。


私達建築屋は、通常の仕事に加え現地を確認して見積もりの作成にかかっている段階です。
地震被害の少ない地域のお客様からは、新築やリフォームのご相談も数多くいただいております。
このような時期でも忙しくさせていただけることはとても幸せですが、反面どこまでお役に立てているのだろうか?と不安になる時もあります。


私達にできる一番の仕事は、安心できる住まいを提供すること。
それが、可能な限り費用と工期を抑えて建築できればいいとは思っています。
ただ、住宅って応急的な事を一番に重視するのはどうなのだろう?
と、考えるとなんでもいい訳ではありません。


私達はツーバイフォー協会や宅地建物取引業協会、建築設計事務所協会他いろいろ所属しています。
いまこそ、そのような同地域で活躍している仲間の会社さん達とタッグを組んで力を出す時ではないでしょうか。


工務店は特に、他社さんをライバル視して同じ協会内でも話もしないなんてことを聞いたり会議や協議会も意見を否定する場面も見ています。
いつまでも単独会社だけで、事業をする時代ではありませんよね。
建築業は古くからのしきたりや縦社会の環境下に居たりしますから、考え方が古い事も多々あります。


私は、出来ない事を無理に請け負う必要なく一社一棟の請負ではなく構造に強い会社と意匠に強い会社で建築の請負方法も変えてもいいと思う経営者です。
実際、ツーバイフォー協会のメンバーである会社様と一緒にこれから商品を出していく予定もしていますので少しずつ業界をイノベーションしていきたいと思います。 sawano