広々とした田2枚分の土地に、
白山連峰を一望できる家が佇む。
木の温もりと、時間が経つほどに
深みを増すような趣が漂う空間。



アメリカ人のご主人が夢見た
コテージスタイルと
イギリスのクラシカルなデザインが
絶妙に融合したもの。
そこに日本の暮らしの心地よさが
丁寧に織り込まれている。


家族みんなが自然と集まるLDKは、
広々とした一体感のある空間。
手作業で仕上げた塗り壁や、
アンティーク加工を施した梁と床材が、
経年変化を楽しめる
上質な雰囲気を醸し出す。


ダイニングは欧米のコンサバトリーを
イメージした設計。

タイル張りの床から庭へと
気軽に出られるのも嬉しい工夫。
庭で育てた花を摘んで花瓶に飾るような、
何気ないひとときが
自然と日常に溶け込む。

お気に入りのアンティークライトに
灯りをともす夜、
庭の花を飾る朝。
そんなひとつひとつの時間が、
この家の中にしっくり馴染み、
ゆっくりと家そのものに
深みを加えていく。

休日には、
オープンテラスで山々を眺めながら
コーヒーを片手に
くつろぐ時間を楽しむ。





「いそがない人生」を
中心に据えた暮らしが、
住む人とともに年月を重ねるほどに
豊かになっていく。
外から見ると
アメリカ映画のワンシーンみたいで、
街並みの中でひときわ目を引く存在感。
だけど、決して派手すぎず、
どこか落ち着きがある。

ガレージで
お気に入りの道具を並べて、いじって、
時には仲間を呼んで一緒に過ごす。
ちょっとした秘密基地みたいな場所。

自分だけのこだわりを
詰め込めるスペースって、
なんだか大人の特権みたいで憧れる。



リビングに足を踏み入れると、
マントルピースがお出迎え。
お気に入りのオーナメントや
本を並べて、
季節のストーリーを作るのもいい。

窓辺のダイニングは抜群の居心地。
柔らかな陽の光が差し込むベンチで、
コーヒーを飲む時間は
最高のリセットタイム。

アイランドカウンターは、
家族や友達と料理を楽しめる。
キッチンとおそろいの
カラーでペイント。
シックで格好いい仕上がりに。
料理をする時もしない時も
自然と人が集まる場所に。


ここでの生活を想像するだけで、
なんだか豊かな気持ちになれる。
ちょっとだけスローな時間を
楽しむための家。

こんな空間が日常にあったら、
きっと毎日がもっと楽しくなる。
家は自分の世界を広げてくれる、
特別な場所だ。
パッと目に入るのは
セージグリーンの塗り壁。
シックで落ち着いた色合いが、
どこかイギリスの古い街並みを
思い出させる。

1階がサロン、2階は住居スペース。
ちなみに店名「diente」は
スペイン語で「歯」。
笑顔になると見える歯から
インスピレーションを得たという
ちょっとした遊び心も込められていて、
つい微笑んでしまう。

サロンの中に入ると、
あかね材を使ったヘリンボーンの壁が
まず目に飛び込んでくる。

壁にあるミラーは造作のもの。

中でも目を引くのが、
一角にあるレンガの壁。
これ、ただのレンガではない。
実際のイギリスの街並みを参考にして、
デザインコンクリートで
色や積み方まで忠実に再現している。

バーバーの発祥地であるイギリスへの
リスペクトが感じられるディテール。

アンティークの吊り棚に合わせて
staffでエイジング加工した板張り。

待合室と受付には
ヴィンテージの照明をチョイス。
見た目だけじゃなくて
空気感までも拘りを。

トイレのカウンターは、
アンティーク家具を模した
遊び心たっぷりのデザイン。

居心地の良さとカッコ良さが
両立している空間。
ここに来れば、髪を切る時間が
特別なひとときになるはず。