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不動産を扱う事の責任

2024年02月07日  WRITER 澤野 恵


2月に入り、能登半島地震にて被災者の方達にも動きが出てきたように感じます。
二次避難の場所からの退去が迫り、これからの生活に判断をしていかなければなりません。


不動産や建築を扱う私達の業務も、住まいを提供するにあたって動き方が変わってきました。
金沢市内でも物件を探してほしいというご相談はいただきますが、本人様からではなく周りの方からの情報では希望が明確に聞き取れません。


みなし仮設住宅という制度がありますが、そのための罹災証明や市町村の動きも不明確な事が未だにあり、どうしようもない事が盛沢山。
新聞記事になり、行政を攻めてもしょうがないのですが。


一番の問題は被災者の方々には想像を絶するストレスが溜まっていることだと思います。
高齢者の方や病気を患っていらっしゃる方は、移動事に不安が募り二次災害に至る事もあるようです。


私達の一番の任務は、安心して暮らせる住まいを提供することです。
これに限ります。
新築もリフォームも、賃貸物件や中古買い取り物件全てが含まれます。


地震被害により液状化された土地の隆起で傾いたお宅の補修工事見積もりも出てきました。
地震保険や、ライフラインの復旧ともども関わる事が多すぎて時間がかかります。
今回の被害によって住む場所を失われた方達が一日でも早く、安心して眠れる場所が見つかる事を願っています。


能登という素晴らしい自然の宝庫もしっかりと残していきたいですね。 sawano