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2025.06.03 WRITER 大島 綺莉

暮らしに活きる木のヒミツ

こんにちは、大島です。

先日、ウッドリンクラボを見学してきました。

ウッドリンクラボは、木造住宅の構造材をプレカット・販売しているウッドリンクが運営する、体験型の住宅ショールームです。

施設は「森と木のゾーン」「省エネゾーン」「耐震ゾーン」の3つに分かれていて、今回は「森と木のゾーン」をご紹介します。

 

最初に体験したのは、9種類の木材の中から「一番軽い木」と「一番重い木」を当てる実験。見た目は似ていても、実際に持ってみると重さや手ざわりがまったく違い、驚きました。

 

ある木はずっしりと重くて冷たく、まるでコンクリートのよう。一方で、ふわっと軽くてやさしい手ざわりの木もありました。

この温度の感じ方の違いは、木の中に含まれる空気の層の多さによるそうです。無垢の床があたたかく感じるのも、納得です。

 

 

次に木の香りを感じるコーナーへ。

 

 

スギやヒノキ、ヒバなどの香りに癒されました。

実はこれ、ただの「いい香り」だけではないんです。

 

ヒノキ科やスギ科の木に含まれる「セドロール」には、リラックス効果があることが知られており、呼吸をゆっくりにしたり、血圧を下げたりする働きがあります。

 

とある実験では、寝る前後にセドロールをかぐことで、寝つきが良くなり、夜中に起きる回数も減ったという結果が!

特に寝つきは約45%も早くなったそうで、香りの力ってすごい…

 

ところで…

「木には調湿効果がある」って、聞いたことある方が多いかと思います。

 

私も学校の課題で「木は湿度を調整してくれるから…」と説明していたのですが、

実際どれくらい効果があるの?と、正直あまりピンと来ていませんでした。

 

そんな中、とてもおもしろい実験がありました!

 

 

スギの無垢材でできた箱と、木目シートを貼った箱にそれぞれ水の入ったビーカーを入れ、中の湿度を比べてみるというものです。

 

なんと…

 

湿度の差は17度!!

 

木目シートの方の箱のガラスには水滴がびっしりついているのが見えるほど。

無垢材がしっかり湿気を吸っていることが目で見てわかり、驚きました。

 

ウッドリンクラボでは、こうして見て・触れて・香って学べる工夫がされていて、楽しみながら木の魅力を体感できます。

 

 

 

今回はここまで!「省エネゾーン」や「耐震ゾーン」はまた今度お話させていただきますね。

 

プレカット工場の見学もできるので、気になる方はぜひ一度足を運んでみてください。きっと新しい発見があります!

 

a.oshima

営業チーム アシスタント

大島 綺莉

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