ポタジェをイメージした畑


畑にガーデンシェッドを設けて、家庭菜園を身近に感じて欲しいと作りました。


地面に畝を作るのではなく、端材にて囲いの板塀を作る事で地越しとなる耕しは不要になり、強いハーブでも隣に影響を及ぼす心配もありません。


元々、農薬は一切使わない米作りをされていた場所なので安心して土を使う事ができます。


あぜ道の草も除草剤を一切使わず、町全体で保全しているので固定種にて、自然栽培の野菜を作る事を目指しています。


水も湧水があり、沢にはワサビやクレソンが自生しています。


早く春になって、いろいろな夏野菜を植えたいなぁ。


ご近所さんに教えてもらわないと。。。




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ランドスケープも考える


今回の計画は、建物も大切ですが、農地をどう有効的に使うか?も大切なテーマです。


サスティナブルライフを推奨させるためには、エコな建材は元より資源も極力使わない暮らしをするために


➀雨水を雨樋からタンクに貯める


②建築中の端材を薪ストーブの燃料に


③刈り取った草を使って堆肥づくり


④コンクリートやアスファルトは一切打たずに砂利等で雨水を土に浸透させる


⑤ロックガーデンにて植栽計画


⑥地に根が這うように畑はガーデンベットにて家庭菜園


車の進入口や駐車スペースに薪ストックも確保してシェッドも欲しいとなると結構土地は必要になります。




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Do It Yourself D.I.Y.


古材を多く使ったり、塗装を自分で行うとなると事前準備や下準備が必要となります。


汚れた木材に表面をサンダーで削ったり、マスキングテープにて養生したりと地道な作業も多いのですが建築工程を知っていると完成形が見えているのでとてもワクワクしながら楽しい時間でした。


家族はその先の完成形が見えていないので、何故この作業を今しないといけないのか?とブツブツ言いながら手伝ってくれていたのもいい思い出です。


ペンキで壁を塗ったり、玄関ホールの壁を倉庫に残っていた漆喰でスタッフに手伝ってもらい左官仕上げしたりetc


自身で手掛けると愛着が沸いてきます。


TRYしてみたい事があればお声がけください。




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材木屋さんの倉庫改装から


Cottageというだけに、木部の存在は外せません。


と言っても、限られた資源と価格の兼ね合いにていろいろな樹種を使う場面も。


床はアンティークフィニッシュにオーク単板を使用したフロア材。


室内ドアはアルダーと言って少し柔らかめの節の大きい木板です。


構造材の見せ梁は米松。


リビングドアはチークのヴィンテージ建具。


キッチンキャビネットは綺麗なオーク。
室内装飾に貼った板もオークの皮つきスライス。


玄関框はトラフと言って、虎の皮模様の様な板を框に使わせてもらいました。


これは、市内の製材屋さんから譲っていただいた材料です。


木はいろいろな表情があり面白い。




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Eco paintでカラーを愉しむ


通常の建物は内部にプラスターボードの上にビニルクロスを貼り完成ですが、私はクロスを貼らずにビードに直接塗装しました。


水性塗料はもちろんFARROW&BALL。
イギリスの歴史ある大好きな塗料です。


今回の建築テーマにサスティナブルという念頭があります。
プレミアムペイントとなりますので、出来る限り在庫となっているカラーを使おうとカラーコーディネートしてみました。


沢山の缶を並べて、色が塗り分けられていくことで温かみを感じたり元気な気分になったりと好きな色の空間に居るとパワーをもらえます。


カラーにはグロス(艶)具合も重要です。
適材適所に、グロスの指定をして光の当たり具合等からどんどん空間が仕上がってくるのがとても楽しみでした。




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Farm Cottageを目指して


構造の木材が表しになると、どうしても和風っぽくなってしまいます。


建物コンセプトはFarm CottageでしたからインテリアもFarmers styleに統一予定。
ただ、そこまで拘り切れないし当社倉庫にて在庫で行き場に困った建材を使うとなるとしっかりstyleが統一できるか心配でした。


外壁には、カナダからLog材を輸入した際一緒に入れたLogサイディングを採用。
建築予定当初は25年前に輸入したLOG材を5段ほど組んで土台にしたかったのですがLog材を使うと使わないとでは構造材の金額が100万円以上も違うと言われ諦めました。


その後、使いたかったLog材はお客様がミニコテージを建築いただいた際にお使いいただき見事再生されました!


日の目を浴びず倉庫の肥やしになっている材料が沢山ある事は否定できません。




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