2025.12.09 WRITER 太田幹雄
「安心して暮らせる家のヒミツ」シリーズ Vol.13【壁の中の換気ってなに?】
こんにちは。営業の太田です。
先日、妻の会社の忘年会に家族で参加させていただきました。
会場は金沢市内の古民家をリノベーションした施設で
なんと、約400年前に武士が暮らしていた住まいだったとのこと!
歴史ある建物を目の当たりにし、
「家はやっぱり、長持ちすることが一番大切だなぁ…」
と改めて実感しました。(忘年会より建物に夢中でした…笑)
そんな”長持ちする家づくり”に欠かせないヒミツをお伝えしている
「安心して暮らせる家のヒミツ」シリーズ
第13回のテーマは【壁の中の換気ってなに?】です。
【壁の中ってどこのこと?】
前回は「室内の換気」についてお話しましたが、
今回は建ててからは見えない部分
外壁材と構造躯体(建物の骨組み)の間の換気に注目します。

この部分の換気の仕組みを
”外壁通気工法”と呼びます。
実はこれ、お家の寿命を左右する”超・重要ポイント”です!
【なぜ壁の中の換気が必要なの?】
答えはズバリ”結露を防ぐため”!
結露が起こると以下のリスクが一気に高まります。
・構造躯体の腐食
・断熱材の性能低下
・カビやシロアリの発生
・建物の寿命が短くなる
特に北陸は湿度が高く、結露が発生しやすい地域。
そのため、徹底した外壁通気対策が必須なんです。

【どうして結露が発生するの?】
普段の生活でも「結露」はよく見かけますよね。
・冬の窓ガラス
・冷たい飲み物を入れたグラス

これらは”温度差によって空気中の水蒸気が水滴になる”現象です。
同じことが壁の中でも起こり得るため、換気で湿気を外に逃がす必要があります。

【どのように換気しているの?】
ポイントは2つ!
①通気層(空気の通り道)をつくる
外壁材と構造躯体の間に15㎜以上の隙間を設ける必要があります。
隙間が狭いと空気がうまく流れません。
当社では、18㎜のヒノキ製”胴縁(どうぶち)”を使用し
しっかりと通気層を確保しています。
ヒノキは水に強く腐りにくいので、外壁の下地として最適なんです!

②入口と出口を設けて空気を流す
温まった空気は下から上へ流れる性質があります。
そのため、通気工法では

・入口:外壁の下側
・出口:外壁の上側
という配置にしています。
空気がきちんと循環することで、湿気が滞留しにくくなり
結果として結露のリスクを大幅に低減できます。
【ヤマダタッケンのこだわり】
当社では、家の”見えない部分”こそ丁寧に、しっかり施工しています。
〇18㎜のヒノキ胴縁で丈夫な通気層
〇標準仕様で「縦胴縁」採用
→空気がまっすぐ流れ、湿気が溜まりにくい構造
〇北陸の気候を考えた”長持ちする家”の標準化
「どうせ見えない部分だから…」
そんな妥協は一切ありません!
【詳しく知りたい方はお気軽に!】
「壁の中の換気」や「外壁通気工法」は、
家の”寿命”を左右する、絶対に知っておきたい超重要ポイントです。
多くの方が建てた後に気づいて後悔するテーマとしてもしばしば登場します。
だからこそ、”後悔しない家づくり”のために当社の施工事例や取り組みを資料でご確認ください!
また、実際の建築中の現場やモデルホームで
実物の構造をご覧いただくことも可能です!
自然素材の質感、外壁通気の仕組み、空気の違い…
これらを体感いただければ理解が一気に深まります。
ぜひお気軽にお問合せください。
次回は
「自然素材って、なんで心地よいの?」編
でまたお会いしましょう!
ota
太田幹雄 Mikio Ota
小松市の山奥出身の太田です。幼いころから自然がそばにあることが当たり前で、今でも自然素材が大好きです。前職は構造躯体メーカーに勤めておりまして、住宅の構造に関してはちょっとだけ人様よりも知識があったりします。一生涯安心して楽しく暮らせるお家作りをお手伝いさせていただけることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします!
小松市の山奥出身の太田です。幼いころから自然がそばにあることが当たり前で、今でも自然素材が大好きです。前職は構造躯体メーカーに勤めておりまして、住宅の構造に関してはちょっとだけ人様よりも知識があったりします。一生涯安心して楽しく暮らせるお家作りをお手伝いさせていただけることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします!

