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全ては現地確認して決める


コンクリート打設は極力したくないと思い、駐車スペースは転圧をかけて割栗砕石を敷き詰めました。


庭はどうしよう?と言っても里山の風景に緑は沢山あるし不自然な菜花を植えても違いますからね。


とりあえず、ロックガーデンにすることに。
駐車スペースの砕石にも色や大きさに拘り、土建屋のお父さんを困らせてしまいましたが庭石もコストを抑えて色味も指定したい!


ワガママを言い、会長から砕石場の方を紹介いただきました。
現地を見るのが一番正確だといすゞのビッグホーンに乗せていただきぐんぐん山を上がっていくとエジプトにでも来たかのような砕石場は圧巻でした。


おかげで納得のいく石が買えました。笑




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家具も拘ると大変!


工事は着々と進んでいきます。


建物が完成しても、インテリアが決まっていないと私の中で家づくりは完了しません。


ダイニングテーブルを市内のヴィンテージショップにて購入しましたがメンテナンスに約2か月。。。


その後、椅子やベッドetc…久しぶりに家財を揃えますがコロナの影響にてお店の閉店時間も早く中々買いに行けません。


ベッドは決めたモノの、勾配天井があって二階まで上げる事が出来ませんでした。まさかっ?と思いましたがショップの計らいで物品全額と配送料も丸々戻ってきて申し訳ない感じです。


結果、ベッドフレームは組み立て式マットレスは薄目の低反発マットを選ぶことで無事にベッドメイキング完了です。


細かなインテリア用品は娘に託しましたが、思いのほか興味が無く結局自分で揃えている次第です。。。




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電気配線と照明器具選び


家づくりには、少なくとも数百棟近く携わっているので、いつまでに電気配線を決めないといけないとか照明器具を決定させる流れは理解しています。


が、今回は照明器具を選ぶことにとっても悩みました。


これだけ、知識と品を知ってしまうと好いものを選びがちです。


同時に高額という事も解っているので、そこが悩みの種でしたね。
コストを抑えて納得のいくものを購入したいと思っても県外のヴィンテージショップには行けない。
現物を買いに行けないし、WEBで見ていてもガラスの厚みまでは確認できず。
仕事もちょうど忙しい時期でしたから、決まらない状態で時間に追われる毎日でした。


時間とお金を天秤にかけて、早く解決できるのは多少高くても!決断をしてようやく内装インテリアの仕上げに入っていきます。




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ポタジェをイメージした畑


畑にガーデンシェッドを設けて、家庭菜園を身近に感じて欲しいと作りました。


地面に畝を作るのではなく、端材にて囲いの板塀を作る事で地越しとなる耕しは不要になり、強いハーブでも隣に影響を及ぼす心配もありません。


元々、農薬は一切使わない米作りをされていた場所なので安心して土を使う事ができます。


あぜ道の草も除草剤を一切使わず、町全体で保全しているので固定種にて、自然栽培の野菜を作る事を目指しています。


水も湧水があり、沢にはワサビやクレソンが自生しています。


早く春になって、いろいろな夏野菜を植えたいなぁ。


ご近所さんに教えてもらわないと。。。




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ランドスケープも考える


今回の計画は、建物も大切ですが、農地をどう有効的に使うか?も大切なテーマです。


サスティナブルライフを推奨させるためには、エコな建材は元より資源も極力使わない暮らしをするために


➀雨水を雨樋からタンクに貯める


②建築中の端材を薪ストーブの燃料に


③刈り取った草を使って堆肥づくり


④コンクリートやアスファルトは一切打たずに砂利等で雨水を土に浸透させる


⑤ロックガーデンにて植栽計画


⑥地に根が這うように畑はガーデンベットにて家庭菜園


車の進入口や駐車スペースに薪ストックも確保してシェッドも欲しいとなると結構土地は必要になります。




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Do It Yourself D.I.Y.


古材を多く使ったり、塗装を自分で行うとなると事前準備や下準備が必要となります。


汚れた木材に表面をサンダーで削ったり、マスキングテープにて養生したりと地道な作業も多いのですが建築工程を知っていると完成形が見えているのでとてもワクワクしながら楽しい時間でした。


家族はその先の完成形が見えていないので、何故この作業を今しないといけないのか?とブツブツ言いながら手伝ってくれていたのもいい思い出です。


ペンキで壁を塗ったり、玄関ホールの壁を倉庫に残っていた漆喰でスタッフに手伝ってもらい左官仕上げしたりetc


自身で手掛けると愛着が沸いてきます。


TRYしてみたい事があればお声がけください。




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材木屋さんの倉庫改装から


Cottageというだけに、木部の存在は外せません。


と言っても、限られた資源と価格の兼ね合いにていろいろな樹種を使う場面も。


床はアンティークフィニッシュにオーク単板を使用したフロア材。


室内ドアはアルダーと言って少し柔らかめの節の大きい木板です。


構造材の見せ梁は米松。


リビングドアはチークのヴィンテージ建具。


キッチンキャビネットは綺麗なオーク。
室内装飾に貼った板もオークの皮つきスライス。


玄関框はトラフと言って、虎の皮模様の様な板を框に使わせてもらいました。


これは、市内の製材屋さんから譲っていただいた材料です。


木はいろいろな表情があり面白い。




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Eco paintでカラーを愉しむ


通常の建物は内部にプラスターボードの上にビニルクロスを貼り完成ですが、私はクロスを貼らずにビードに直接塗装しました。


水性塗料はもちろんFARROW&BALL。
イギリスの歴史ある大好きな塗料です。


今回の建築テーマにサスティナブルという念頭があります。
プレミアムペイントとなりますので、出来る限り在庫となっているカラーを使おうとカラーコーディネートしてみました。


沢山の缶を並べて、色が塗り分けられていくことで温かみを感じたり元気な気分になったりと好きな色の空間に居るとパワーをもらえます。


カラーにはグロス(艶)具合も重要です。
適材適所に、グロスの指定をして光の当たり具合等からどんどん空間が仕上がってくるのがとても楽しみでした。




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Farm Cottageを目指して


構造の木材が表しになると、どうしても和風っぽくなってしまいます。


建物コンセプトはFarm CottageでしたからインテリアもFarmers styleに統一予定。
ただ、そこまで拘り切れないし当社倉庫にて在庫で行き場に困った建材を使うとなるとしっかりstyleが統一できるか心配でした。


外壁には、カナダからLog材を輸入した際一緒に入れたLogサイディングを採用。
建築予定当初は25年前に輸入したLOG材を5段ほど組んで土台にしたかったのですがLog材を使うと使わないとでは構造材の金額が100万円以上も違うと言われ諦めました。


その後、使いたかったLog材はお客様がミニコテージを建築いただいた際にお使いいただき見事再生されました!


日の目を浴びず倉庫の肥やしになっている材料が沢山ある事は否定できません。




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サスティナブルな建築を目指して


建築までのストーリーがとても長くなってしまいました。その間にも、図面は着々と作り内装仕上げも決めていました。


今回は、材料に無駄なくコストも時間もかからない建築をやってみようと試み建物計画をしました。


建物の外周部は4間(約7.2m)角の真四角の本屋にウッドデッキと玄関ポーチが飛び出た感じです。


屋根は90度の勾配にて、小屋裏を一部部屋にしています。1階16坪に小屋裏10坪デッキ8坪とコンパクトな作りです。


1階室内は天井の構造材を現した大きな梁が行きかっています。


二階は一部天井も低いのでプラスターボードを貼って綺麗に仕上げていますが、すっきり仕上げて色合いも明るくしたので天井に低さが気になりません。




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