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湖と森の国が幸福度が高い理由

2024年06月05日  WRITER 澤野 恵


皆さんフィンランドと聞くと何を思い出しますか?
『サウナ』『ムーミン』『デザイン』etc
沢山のキーワードが出てくると思います。
最近では『ヒュッゲ』なんていう言葉もあって、この国で生活したら幸せだろうなぁ。
と彷彿させる国のナンバー1なのではないでしょうか。


「フィンランドへ行ってきます」と言うと決まって「いいなぁ」という返答が来るので日本人はみんな好きな国ですよね。
そうなんです。
いつ行ってもここは安らぎの国なんです。
私は二回目ですが、安心ポイントは治安が良い事そして北陸にどこか似ている事。



今回はOuluという北部の町に滞在しました。
現地の方にアシストいただいたので、北欧の暮らしがなぜ幸福なのかがよく判りました。
仕事は15時半頃には切り上げて16時には事務所にほぼ居ないそうです。
朝は7時くらいから仕事にかかっている方も多いそうなので、8時間労働は変わらないのかな?
帰宅して、庭の手入れや家の仕事をして夕食を摂ってから夜にサウナやトレイルをして楽しむようです。
ちょうど白夜なのもあって、Airbnbで借りたお宅のお隣さんは21時過ぎから草刈りを始めていました。
そして、金曜日の夕方から土日はSummerCottageで過ごすので住宅街はとても静かです。



借りたお家にはサウナがあり、チャレンジしましたよ。
裏庭のデッキでぼーっとしながら、庭から森へ続く緑を眺めていると心底リラックスできます。
ふと思ったのは、22時になってもずっと鳥のさえずりが聞こえているんので「鳥は一体いつ眠っているんだろう?」鳥は暗くなると見えなくなるのですが明るいうちはずっと起きているのかな?
と、どうでもいいことを考える時間がとても魅力的な環境でした。


建築業界も働き方改革で業務時間がずいぶん変わりました。
少なくとも一時間は帰宅時間が早まったので、在宅時間が一時間増えるだけでこんなにも気持ちに余裕がでるのかと実感しています。
時間が出来た分、身体のケアもできますね。
金銭の心配が要らない事も必要ですが、心と身体の健康が幸福度を高める条件だと思います。
日本人はもっと他国から学び取り入れる事が必要だと思った出張でした。 sawano